ご挨拶
小さなお子さまからお年寄りまで、地域の皆様が安心して来ていただけますように
この度、つるはら耳鼻科を継承し、おおやま耳鼻咽喉科を開院させていただくことになりました、院長の大山 寛毅(おおやま ひろき)と申します。
私自身、小さい頃はよく耳鼻科にお世話になっていました。中耳炎での激しい耳の痛みが、鼓膜切開をされると嘘のように引いたことは特に印象に残っており、耳鼻科医を志すきっかけとなりました。
奈良医大を卒業後、奈良医大の耳鼻咽喉・頭頸部外科へ入局し、奈良・大阪の大学や関連病院にて耳鼻咽喉科全般の治療にあたってまいりました。その中でも特にめまいについてはライフワークと考えており、日本めまい平衡医学会認定のめまい相談医を取得し、近畿大学病院ではめまい外来を担当しておりました。
めまいの原因が多岐にわたることもあり、様々な科や病院を受診しても診断がつかず、悩まれている方を多くみかけます。今までの経験を活かし、適切な診断・治療を行い、1人でも多くの方の助けとなりたいと考えています。
つるはら耳鼻科の理念である“「安心」と「信頼」を大切に、地域に密着した医院を目指す”ことは受け継ぎながら、常に新しい知識を取り入れ成長していきたいと考えています。小さなお子さまからお年寄りまで、地域の皆様が安心して来ていただけるように頑張ってまいりますので、どうぞよろしくお願いいたします。
【略歴】
- 2010年
- 奈良県立医科大学卒業
- 2012年
- 奈良県立医科大学 耳鼻咽喉・頭頸部外科
日本生命病院 耳鼻咽喉科(大阪市)
市立奈良病院 耳鼻いんこう科 - 2018年
- つるはら耳鼻科に非常勤として勤務
- 2022年
- 近畿大学医学部 耳鼻咽喉・頭頸部外科(大阪狭山市)
(めまい外来、鼻・副鼻腔外来にて、専門的なめまい診療や平衡機能検査、アレルギーや鼻・副鼻腔疾患に対する手術を担当。2024年7月以降も非常勤として、めまい外来、手術指導にあたります) - 2024年7月
- おおやま耳鼻咽喉科開院(つるはら耳鼻科より継承)
【資格】
日本耳鼻咽喉科頭頸部外科学会 耳鼻咽喉科専門医
補聴器相談医・補聴器適合判定医・騒音性難聴担当医
日本めまい平衡医学会 めまい相談医
おおやま耳鼻咽喉科の診療指針 ~患者さんに「安心」「信頼」して頂ける医院であるために~
1. 患者さんの個々のライフスタイルを重視したオーダーメイドの治療を行なう
耳鼻咽喉科の治療法には様々な治療の形があります。従来は耳鼻科といえば「毎日通わされて・・・」というスタイルが一般的でしたが、医療技術の発展により、必ずしもその必要はなくなりつつあります。患者さんは、日々何らかの仕事や学業などでお忙しい方々が殆どです。そのようなライフスタイルも考慮し、なるべく「何度も通わなくて済む」しかし「しっかりと良くなる」ことを目指しています。
また、患者さんが訴える症状の背景にはもっと重い病気が隠れている場合も中には存在します。そのような病気もなるべく見逃さないよう、必要な検査・治療はしっかりと行い、安心して笑顔で帰って頂ける医院を目指しています。
2.あきらめない治療を貫くこと
耳鳴りやめまいなど、現在の医学では確実に治療法が確立されていない、治療に難渋する病気であっても、私のスタンスは「簡単にあきらめないこと」です。他院で治らない、と言われた場合であっても、あらゆる可能性を探りながら症状の改善のために、私は悪あがきを続けます。私があきらめない限り、患者さんもあきらめないでください。
3.インフォームドコンセントを徹底し、伝わる説明を行う
患者さんにできる限りの時間を費やし、症状・病状をしっかりと説明し、患者さんの同意・選択を尊重した上で治療を行ないます。自分自身がアレルギーや副鼻腔炎、めまい、耳鳴りetc..様々な耳鼻科の病気に悩んだ経験があります。その時のことを思い出し、患者の気持ちになり体験談を交えた上で、一方的に「伝える」説明ではなく、「伝わる」説明を心がけています。
4.常に患者さん・スタッフに感謝を忘れない
耳鼻科医院は患者さんが治療に来られて初めて成り立ちます。また、スタッフがいるからこそ、患者さんの診療を安心しておこなえます。患者さん・スタッフへの感謝の気持ちを常に忘れず、初心を忘れることなく、真摯に診療に最善を尽くします。
5.「おおやま耳鼻咽喉科に行ってよかった」と言って頂けるようになること
この診療方針の5番目は大変難しいことですが、最善の治療を受けるために、最善な耳鼻科医を求め、気軽に都心へと行くわけにはいきません。しかし、この奈良市であっても、東京、大阪の大病院に行かなくても、神殿町には患者さんに良い治療ができる耳鼻科医がいると思って来てもらいたい、大変おこがましいですが、そのために、自分なりに、研鑽を重ねてゆきます。
もちろん私は「手術症例●●●例」といったようなテレビに出てくるような「名医」などではありません。
ですが、地域の患者さんの為に最善を尽くせる「良医」でありたい、そう思って「自分ができること」、「自分には出来ないこと」をわきまえた上で、私自身が患者さんにしてあげられることについて、研鑽を続けているつもりです。
だからこそ、おおやま耳鼻咽喉科でも手に負えない病気、病院で治療したほうがよい病気についても患者さんにははっきりとお伝えします。
自分の能力、医院の設備を客観的に見つめながら、タイミングを見極め、その分野ではより経験豊富な医師に紹介し、他のドクターの協力も得ながら、「患者さんにとって最もよい治療」ができるよう努力します。
医学の発展は日進月歩です。いつも新しい考え方、情報を自分の中に取り入れていかなければ、時代に遅れてしまいます。
常に新しい知識を柔軟に取りいれてゆきながら、患者さんに
「おおやま耳鼻咽喉科に行ってよかった」
といって頂ける医院を目指して頑張っています。
「安心」と「信頼」を大切に、地域に密着した医院を目指します。
おおやま耳鼻咽喉科
院長 大山 寛毅