アーカイブ:2025年9月
前庭リハビリ
連続の投稿となりすみません(以前投稿しようとしたのですがパスワードを失念し、投稿しそびれていました)。院長の大山です。
2025年6月26・27日と耳鼻咽喉科臨床学会総会・学術講演会が奈良コンベンションセンターであり、6月26日の午前診と午後診の間に少しだけですが参加してきました。
当院で昨年8月から始まった前庭リハビリテーションですが、
リハビリを担当している理学療法士の藤田さんが「クリニックにおける理学療法士による前庭リハビリテーション介入の効果」を発表され、
また、ブースセミナーで「 クリニックにおける 前庭リハビリ テーションの可能性 ~理学療法士との 連携による効果~」として当院の取り組みが紹介され、
結構な反響を呼んでいました(是非続けて下さいとの激励も頂きました)。
前庭リハビリテーションは、慢性的に頭部や身体の動きによりめまい・ふらつきが誘発される患者に対して、日常生活動作の低下を改善し転倒リスクを軽減する目的で、
めまい症状の軽減、運動時の視線の安定化、姿勢の維持、歩行などの身体運動の円滑な遂行ができるようにデザインされた運動を反復する訓練です。
比較的新しい疾患概念の持続性知覚性姿勢誘発めまい(PPPD)に効果があるという報告もあります。
当院では理学療法士にリハビリのやり方を教えてもらいながら行うプログラムがあり、多くの患者さんで症状の改善を認めています。
長引くめまい・ふらつきで困っている方は、是非ご相談下さい。
Bスポット療法(EAT:上咽頭擦過療法)
久々の更新になります。院長の大山です。
昨日9月7日は日本病巣疾患研究会の学術集会が東京であり、参加してきました。
慢性上咽頭炎の治療が大きなテーマであり、当院でも行っているBスポット療法(EAT:上咽頭擦過療法)についての新たな知見を得ることができました。
Bスポット療法はつるはら耳鼻科から受け継いだ大切な治療法と考えていますが、
上咽頭の炎症
を抑え、うっ血(血液の流れが滞っている状態)を改善し、迷走神経刺激による自律神経へ作用することで、
以下のような疾患と症状を改善できる可能性があります。
・上咽頭炎による直接症状: 咽頭違和感、後鼻漏、咳喘息、痰、首こり、肩こり、頭痛、耳鳴り、舌痛、歯の知覚過敏、多歯痛、顎関節痛など
・自律神経系の乱れを介した症状:全身倦怠感、めまい、睡眠障害(不眠・過眠)、起立性調節障害、記憶力・集中力の低下、過敏性腸症候群(下痢・腹痛など)、機能性胃腸症(胃もたれ、胃痛など)、むずむず脚症候群、慢性疲労症候群、線維筋痛症など
・病巣炎症として免疫を介した二次疾患: IgA腎症、ネフローゼ症候群、関節炎、胸肋鎖骨過形成症、掌蹠嚢疱症、乾癬、慢性湿疹、アトピー性皮膚炎など
最近はコロナ後遺症・ワクチン後遺症の方も増えており、Bスポット療法で多くの患者さんが症状の改善をおっしゃられています。
上記のような症状が他の治療で改善しない場合でも、諦めずにBスポット療法を試す価値はあると思いますので、是非ご相談下さい。





